渋谷新聞は東京・渋谷の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

冂+人+人=?美味しさと雰囲気が絶妙な焼肉店 「永秀」

焼肉、鍋、お好み焼き。

これらはお客さんの手が加わり仕上がる料理。

この手が加わるという手間があるから、人と人とが近づく気がします。

コンロや炭火鉢や鉄板を囲むカタチは和を作りやすく、誰かのために調理をする行為は親しみを生みやすい。

今回は、そんな人と人が近づく雰囲気を自然と醸し出す、気持ちのいい焼肉店をご紹介します。

 

お店の名前は“永秀(ながひで)”

オーナーのおとうさまの名前が由来とのこと。

 

 

場所は、渋谷駅から坂を登って徒歩約12分ほど。

正直、ご近所で働いていたり住んでいない限りふらっと辿り着くことは少ない立地。

 

 

このような駅から少し離れたところにあるお店の特徴は“目的地型”
であることが多い。

「焼肉食べたい、この辺にいい店ないかな」という“献立検索型”ではなく、
「この人と一緒だから永秀で焼肉に行こうかな」
という“目的地型”。

こちらが、店舗。ご近所には昔から地元に愛され続けている鰻屋さんやラーメン屋さんがあります。

テーブルと座敷は割とゆったり。

奥には個室のお座敷も。

そして、こちらが店長の青野さん
バーのマスターのようなワイルドイケメン。

 

 

渋谷新聞
雰囲気のいいお店ですね。このお店のコンセプトをお聞かせ願えますか?

青野さん
ありがとうございます。実はコンセプトはあえて作らないようにしています強いて言うならお客様の居心地がいいようにと、それだけです

渋谷新聞
コンセプトを作らない理由はなんでしょう?

青野さん
お客様の居心地は、お客様がどう過ごされたいかによって変わると思うのです。
例えば同じ方でも、楽しくワイワイしたい日と、まじめにお話をしながら食事をしたい日がありますよね。そうしたどんな気分の時にも永秀に居心地の良さを感じてもらいたいからです。

仕事帰りにお一人でカウンターに座り、お酒とお食事を楽しむ方も多いのだとか。

渋谷新聞
以前、友人と訪れた時もスタッフの方との距離感がとても気持ち良かったことを覚えています。

青野さん
ありがとうございます。
そろそろお食事の準備ができたようです。
絶妙のタレに身を浸したA5ランクの肉と軟骨とホルモンたち。

さて、まいりましょう!

カルビ

口に入れた途端に溶けるのであります。流石、A5ランク


タン

ジューシー。私のタン史上、最もジューシーかつ甘みが凄かった逸品。


ハラミ

分厚っ。見た目とは裏腹に、少し噛んだだけでホロリと。厚さと柔らかさのギャップがもう。

内臓部位三種盛り 「コリコリ」「クツベラ」「肉付きヤゲン軟骨」

来ました。ホルモン焼き屋さんの真骨頂、内臓さんたちです。少しずつ盛られているため、それぞれの食感を比べるのが、とても楽しいです。お店特性のお酢ベースの特性ダレで頂いちゃってください。

ホルモン

永秀の真打ち登場です。

上品な甘み!。ホルモンってこんなに肉汁の甘みというか、旨味が強いのですね。

※ホルモンはまず皮面を下にしてから焼き、よおく火が通ってきたら1度だけひっくり返すのが美味しく頂くコツとのこと。そうでないと脂が下にたれ過ぎてしまい、縮んでしまうそうです。いやー、本当に美味しい。ありがとうございます。

 

 

渋谷新聞
満足です。
特にホルモンはこのお店の看板メニューとのことで格別でした。

ホルモンおかわりしたいです(笑)

青野さん
みなさんよくおっしゃいます。
私たちも、お客様がある程度食べたところで再度ホルモンをおすすめするようにしています。
それと、ホルモンを召し上がっていただく時にもうひとつオススメしている飲み物があります。

渋谷新聞
おすすめの飲み物、何でしょうか?

女性スタッフ
おまたせいたしました。「ホルモン」と「永秀茶」です。

渋谷新聞
永秀茶?お店オリジナルのお茶ですか?

女性スタッフ
はい、11種類の茶葉を独自ブレンドした永秀オリジナルのお茶です。

渋谷新聞
珍しいですね、焼肉と言えば烏龍茶と相場は決まっていますが、いただきます。
おお、烏龍茶のような脂を落とす感じと、ジャスミン茶のような爽やかな香りと、ルイボスティーのような独特のクセがありますね。

女性スタッフ
実は、このお茶今から1年半位前に開発したものなんです。
きっかけは、お客様の方の中に「永秀が好きだから毎日来たいけど、ホルモンを食べすぎて少し胃が重くなった」とか「次の日を考えてニンニクの入ったメニューは外したい」といった声があったからです。

渋谷新聞
なるほど、つまり烏龍茶の脂肪分解やジャスミン茶の消臭作用などを兼ね備えた、それでいてお肉に合うお茶を独自で開発したんですね。

女性スタッフ
そうなんです。後は、お酒と割っても美味しいように。
ちなみに、こちらお持ち帰り用として販売もしています。

渋谷新聞
面白いお話です。ホルモンと永秀茶。気持ちいい組合せです。
先ほどお話をお伺いしたように、お客様の居心地を考えていった結果、こうしたメニュー開発にも発展したんですね。スタッフ女性の方の接客も暖かくていい居心地につながっていると思います。

青野さん
ありがとうございます。
このお店にコンセプトが無いように、スタッフに対して接客マニュアルも設けていないんです
ここのお店がオープンしてから約2年半。その前から別の飲食店で働いていた仲間であるというのも大きいのですが。

渋谷新聞
そうなんですね、なんかわかる気がします。
その時のお客様の状況に応じて接客を変化できるって難しいですけど、それができているのは、スタッフさん同士の経験や信頼関係があるからできているような気がします。

 


深夜4時の閉店後、スタッフ同士でよく飲みに行くそう。
スタッフ同士の意識が高く仲の良い雰囲気があるから、居心地の良さが生まれるのだと思いました。

食事を楽しむ人それぞれで、お店に求めるものは違います。あえてコンセプトとマニュアルは作らない。だからこそ、食事を楽しむ人、1人1人にあった空間がそこに生まれます。「この人と一緒に永秀に行こう」といった感じで、居心地のいい空間と時間を求めに訪れるのかもしれません。

 

気持ちのいいお店の下だから、人と人が近づく。

まさに、冂+人+人=「肉」という漢字そのもの!

ぜひ、大切な方と素敵な時間を「永秀」で過ごしてみてください!

 

 

———————-
永秀
東京都渋谷区神泉町20-25 神泉QSビル 1F
03-6427-0329
ランチ 月曜日~金曜日 11:30~14:00(l.o 13:50)
ディナー月曜日~金曜日 18:00~27:00(l.o 26:15)

土曜日     17:00~27:00(l.o 26:15)
日曜日     17:00~24:00(l.o 23:15)

Share (facebook)