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ホリエモンも想定外!?読みたい漫画に出会えるマンガサロン『トリガー』

1,000冊!!!

なんと、この数字、
一か月に日本で発売されるマンガのタイトル数なんです。

これだけ出ていれば、人目に触れないまま、ひっそりと姿を消してしまうマンガなんて星の数ほどあるのでは…

 

貪欲におもしろいマンガを探したい人にとって注目すべきマンガサロン『トリガー』が渋谷にオープンしました。このお店には、お客さまの嗜好に合わせて、知らないマンガをおススメしてくれるという世界初のコンシェルジュ・サービスがあるらしいのです。

ぜひとも体験してみたい!!

運命のマンガとの出会いを求めて、渋谷は並木橋交差点近くのビルへやってまいりました。

エレベーターを4階まで上がると、

いきなり本棚に囲まれたフロアが登場!

 

机の下までマンガがぎっしり!
マンガ好きには夢のような空間です。

王道のタイトルだけでなく、マニアックなものや、絶版本まで揃える
ガチなラインナップ!
胸が高鳴ります。

 

席に着くと、今回お相手をしてくださるマンガコンシェルジュさんが現れました。

年間1,500冊ものマンガを読むという兎来栄寿さん。
このお店の母体でもあるマンガ紹介サイト「マンガHONZ」ではレビュアーも務め、
1タイトルを4,500冊売ったこともあるとか!脅威のレコメンド力です。

 

いただいた名刺の裏には、兎来さんの「好きなマンガ10冊」が記載されています。幅広いセレクション!初心者も安心して相談できそうです。

 

兎来さん
どのようなマンガをお探しですか?

渋谷新聞
えーっと、胸を抉られるようなマンガを読みたいのですが。わたくしの好みを聞いてもらってもいいですか?

兎来さん
どうぞお聞かせください。

渋谷新聞
わたくし、喜国雅彦先生の『月光の囁き』や、安達哲先生の『さくらの唄』を多感な時期に読んで、ぶん殴られるような衝撃を受けました。あんなヒリヒリする体験を大人になった今、また味わいたいんです。

兎来さん
かしこまりました。

 

え!?もう思いついたの?

まったく悩む様子もなく、反射的な速さでピックアップしてくれた一冊はコレ!

新井英樹先生の『空也上人がいた』!!!

渋谷新聞
うぉ!!この作品、わたくし、既に読んでいます。
でも、とにかく大好きな一冊です!人間の業や性を描き続ける新井英樹作品に、いつも胸を抉られています!原作の山田太一先生の小説も…(以下、省略)

 

興奮して、我を忘れて話すわたくしに手ごたえを感じたのか、すぐに次のマンガを取りに行く兎来さん。

一発で客の好みを察知したこの男の背中に職人気質を感じてしまいます。

 

兎来さん
こちらはいかがでしょうか?
沙村広明先生の『春風のスネグラチカ』です。

渋谷新聞
これは読んだことないです!この二人の男女の表紙を観ただけで、ぐっとくるものがありますね。

兎来さん
激動の時代のロシアを舞台に、車椅子の少女と従者の物語を描いた作品です。

渋谷新聞
なにやら重厚な香りが漂ってきますね~!

 

(思わず取材を忘れて、読み耽りそうになるわたくし…)

 

渋谷新聞
い、いけない。吸い込まれていました。ドラマチックな展開が待っていそうですね。これは希望どおり胸を抉ってくれそうです。気に入りました!このまま買って帰りたいです!
 
兎来さん
そう言っていただけるのが、いちばんの喜びです。

 

兎来さんが爽やかなドヤ顔を決めた後にやってきたのはオーナーの小林琢磨さん。

ご多分に漏れず、この方もかなりのマンガマニアらしいです。

小林さん
いかがでしたか?ご希望のマンガと出会えましたか?
 
渋谷新聞
ばっちりです!
お話をしながらマンガをレコメンドしてもらうって楽しいですね!マンガに詳しい友達がいた学生のころを思い出しました。
 
小林さん
不特定多数を相手に好きなマンガを発信することはWEBでもできるのですが、一対一でお話を聞くことで、その人にぴったりのマンガを紹介できるリアルの場所を作りたかったんです。
 
渋谷新聞
どうして、そこまでマンガとの出会いにこだわるのですか?
 
小林さん
マンガには運命を変えるチカラがあるからですよ。僕自身もマンガがきっかけで起業したぐらいなんです。
そう言いながら小林さんが教えてくれたマンガは、日本橋ヨヲコ先生の『G戦場ヘヴンズドア』!

漫画家になる夢を追い求める二人の高校生を描いた青春マンガの傑作!

 

渋谷新聞
わたくしも20代の頃に読みました!
実は自分も恥ずかしながら漫画家になりたくて…
「マンガは練習するもんじゃない。覚醒するものだ。」という台詞を一時期、座右の銘にしていました。
 
小林さん
よくご存知ですね!「気づいちゃったんだよなあ、誰も生き急げなんて言ってくれないことに。」という台詞なんて、とても強く影響を受けています。
 
渋谷新聞
マンガが小林さんの行動力の源になっているんですね!
 
小林さん
大切なことはすべてマンガから教わりました。このサロンを立ち上げるために、自身で運営しているクラウドファンディングサイトで800万円の資金を集めるところからスタートしたのですが、「マンガHONZ」代表を務める堀江からは当初「絶対うまくいかないよ」って言われました。

 

渋谷新聞
堀江氏って…、
あのホリエモンですか?

 

小林さん
はい。「800万円は絶対無理。200万円ぐらいにしときなよ。」って。しかし蓋をあけてみれば、初日だけで250万円以上集まり、結果、目標の150%以上の1,260万円の資金が集まりました。
 
渋谷新聞
すごい!堀江さんも驚いていたんじゃないですか?
 
小林さん
「想定外」と言っていました。笑


想定外…
この男もまた、ただのマンガ読みじゃなかった!

渋谷新聞
マンガファンからの期待も大きいと思います。これからの展望についてお聞かせください。

小林さん
実は、このサロン、出版社さんやマンガ家さんにも注目されているんです。
どんなに人気の長編マンガでも蔵書は三巻までしか置きません。ここがマンガ喫茶との大きな違いです。気に入ったら「続きは買ってください」というスタンスをとっています。

渋谷新聞
出版社にとっては、コアなマンガ好きの方たちにお試しの場所を提供できるわけですね。

小林さん
はい。そして、もうひとつの特徴としてはイベントスペースとしての活用です。出版社さんやマンガ家さん自らが情報発信できるイベントが、7月以降、既に15本以上決まっています。イベントの模様はニコニコ動画の公式チャンネルで配信します。

渋谷新聞
協賛企業が記載されたウォールがもう出来ていますね!どんなイベントがありますか?
 
小林さん
みんなでポーカーを楽しむ「ガットショット」イベント、
グルメマンガのメニューにフォーカスをあてた「マンガ飯ナイト」等々、
目白押しです!ご期待ください!
 
渋谷新聞
マンガを愛する人たちの新しいコミュニケーションの場になりますね!
 
小林さん
マンガ好きな人ほどささる場所を目指します。ここ渋谷は、マンガの聖地になりますよ!ドリンクやフードもマンガにちなんだメニューを用意してお待ちしております。

おや?

渋谷新聞
このアルコールメニューのいちばん上は、あの賭博マンガの名セリフですね?
 
小林さん
渋谷新聞さんもお好きですね~。インタビューも終わったので、乾杯しましょうか!

小林さん
『キンキンに冷えてやがるっ………!』

『かぁ~~~っ!』

とカイジになりきって、軍手でビールを味わう小林さん!
ノリは完全に中学生です。笑。
 
ガチのマンガ好きのスタッフばかりだから、
理屈抜きで楽しい場所になること間違いなし!
 
本当に面白いマンガを読みたい読者と、本当に面白いマンガを描きたい漫画家さんを結ぶキュレーションメディアとして、マンガサロン『トリガー』の今後にワクワクです。
 
一部、マンガファン以外には解りにくい表現があったことをお詫び申し上げますっ!
 
※文中での登場マンガは以下です。
『空也上人がいた』(C)2014 山田太一 新井英樹
『春風のスネグラチカ』(C)2014 沙村広明
『G戦場ヘヴンズドア』(C)2003 日本橋ヨヲコ
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マンガサロン『トリガー』
東京都渋谷区渋谷3-15-2 コンパルビル4F
03-6427-2248
平日  16:00~24:00
土日祝 13:00~24:00
年中無休
http://mangasalon.com/
利用料は1回500円(別途ワンドリンク)

 

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