渋谷新聞は東京・渋谷の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

渋谷の観光インバウンドを支えるであろう若者たちと出会った。

訪日外国人のメッカ、渋谷。

 

スクランブル交差点は、国籍・人種もスクランブル。

今やハチ公前で待ち合わせている人々のおよそ半分くらいが訪日外国人といった印象もある。

渋谷新聞はよく渋谷をブラブラすることが多いため、よく外国人から道を聞かれる事も多い。

恐らく他の都市に比べて、蜘蛛の巣のような放射状のストリートの集まりや、駅の構造が複雑なせいなのかもしれない。

日本人のおもてなしの心で道案内ができる、そんな人たちで溢れた渋谷こそ未来の国際都市渋谷だろうと思う。

 

いつものように、休日の渋谷を歩いていると面白い人を発見した。


ん?フリーハグかな?

 

FREE / Do you need help?

 

 

無料でお助けしますよ!

訪日外国人向けのボランティアの方のよう。

おお、よくよく見るといっぱいいるぞ!

 

どこかの大学サークルの活動だろうか?

早速声をかけてみて聞いてみた。

 

渋谷新聞「面白い事されてますね!代表の方にお話を聞きたいです!」

 


私が代表です。(大森さん)

 

渋谷新聞「はじめまして、面白い事されていますね!大学のサークル活動ですか?」

 

大森さん「いえ、社会人です(笑)」

 

渋谷新聞「失礼いたしました、あまりに爽やかでしたので。会社の活動ですか?」

 

大森さん「会社ではないです。Japan Tour Guideという任意団体を組織していまして、訪日外国人の道案内やWEB上での無料ガイドマッチングサイトを運営しています。」

 

渋谷新聞「インバウンド需要に対応する面白いサービスですね。今日ここにいるメンバーはボランティアの方々ですか?」

大森さん「はい、facebookやTwitterで僕の活動を知って、是非参加したいと言ってくれた方々です。」

 

渋谷新聞「素敵な仲間ですね。」

 

大森さん「そうなんです!ボランティアって言うと献身的ないい人というイメージだと思うのですが、何よりも素敵なのは各個人がきちんと自分の夢のためにこの活動を利用しているところなんです。」

 

渋谷新聞「と言いますと、人の役に立ちたいたいという気持ち以上の何かがあるのですか?」

 

大森さん「圧倒的にみんながこの活動に魅力を感じているのは、自分の言語力を実践的に試したいっていうモチベーションなんです。これから留学する人、留学から帰ってきたら外国語を話さなくなってしまった人、仕事上英語が必要な人、、」

 

渋谷新聞「なるほど、今英会話スクールが活況だといいますし、まさに情けは人のためならず、という事ですか」

 

大森さん「そうです。私は渋谷を本拠地としてやっていますが、現在全国で約200名のSNSでつながった仲間が大阪、京都、福岡、名古屋でそれぞれ自発的にこの活動をやっているのも、自分のためになるというメリットがあるからだと思います。」

 

参加するボランティアの方々は中学生(保護者同伴)から40代の方まで様々だそう。

 

渋谷新聞「主な手伝いはやはり道案内ですか?」

 

大森さん「はい。ほとんどがそうですね。ただ、道案内といっても面白くて、たまに外国人観光客の方から一緒にご飯食べようと誘ってくれたり、そのままガイドをお願いされたり、道案内というコミュニケーションの先に色んな展開があるんです」

 

渋谷新聞「それ面白いですね!みなさんそういった経験をされているんですか?」

 

大森さん「いえ、やはり人によります。例えば単純に道だけを案内する人と、道を案内しながら楽しい会話を作る事ができる人だと、その先の展開は全然違います。ですから、初めて参加する方は”たいした会話ができなくてくやしい”と感じ、一生懸命勉強してからまたここに戻ってきたりするんです。」

 


とそこで、早速ヘルプミーが

 

どうやら手頃なお寿司を渋谷で食べたいんだけど。。。というヘルプらしい。

それなら私に任せて!

 

どうやら一緒にお店まで案内するようです。

早速渋谷新聞もぺらぺら薄い英語力を駆使してガイド体験を。

渋谷新聞「どちらからいらしたんですか?」

 

外国人女性「ドイツからです」

 

渋谷新聞「おお!グーテンターク!何日くらい滞在する予定ですか?」

 

外国人女性「2週間です、実は今日日本に着いたばかりで。着いたらお寿司を食べるって決めてたんです」

 

 

渋谷新聞「そうなんですね!ようこそ渋谷へ!2週間ですと色んなところに行く予定ですか?」

 

外国人女性「はい、マツモトキャッスル?にどうしても行きたくて」

 

渋谷新聞「長野県のお城ですね!最近お城めぐりをする海外の方が多いんですよねー」

 

なんて話をカタコトで話す事数分。


やはり!元気寿司!

 

渋谷で訪日外国人がお寿司を食べると言えば「元気寿司」か「魚べえ」と相場は決まってますね。

 

店の前で少し雑談を交わして、ガイド終了!


良い旅を!

 

こちらのドイツ人女性を案内されていたスタッフの方、もう半年ほどこの活動に参加されているそうです。

 

渋谷新聞「非常にスムーズなガイドでしたね!やはり英語は得意なんですか?」

 

スタッフの女性「いえいえ、まだまだ勉強中で(笑)」

 

渋谷新聞「半年もやられていると、コツのようなものがつかめてきますか?」

 

スタッフの女性「はい、実は英語力や度胸は割とすぐに身に付くんです。道案内に関する言葉はだいたい決まっていますし。何よりも大事な事があって、それを身につける事が私の課題なんです」

 

渋谷新聞「それって何ですか?」


渋谷の知識です

 

スタッフの女性「せっかく言葉が通じても、おいしい和食屋さんやバーとか知らないとガイドにならないんですよね。例えばハラル食が食べられるお店は渋谷で1軒しか知らなかったり。仲間内でこうした渋谷の知識を体系化してストックできるようになるのが理想です」

 

渋谷新聞「確かにそうですね。自分が行ったこともなくて、WEBで評判良さそうなお店をスマホで調べて案内しても、実際外国人お断り!みたいな対応されたら嫌ですもんね。」

 

街でのおもてなしを考える良いきっかけになりました。

こうした志ある若者の有益な情報ソースに渋谷新聞もなっていきたいと思いました。

 

基本毎週土曜日の14時〜17時が彼らの活動時間帯だそうです。

誰でも参加OKとのことなので、英語がしゃべれない若くない、だけど渋谷詳しいよ!

という方もJapan Tour Guideに参加してみてはいかがでしょうか?

 

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