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キングコング西野氏に独占インタビュー!1年前にTwitterでつぶやいた渋谷ハロウィン企画が実現!

今から約1年前、
2014年11月1日5時35分

ハロウィン明けの早朝。

Twitter1

昨年ハロウィンの仮装をした人々が、誰ともなく自然に渋谷スクランブル交差点を目指し集まった。

3000人ものオバケが一斉にスクランブル交差点を行き交う光景は、エンタテイメントシティ渋谷らしい楽しさと熱狂の象徴として、

日本だけでなく世界のメディアからも注目をあびた。

一方、終電前後あたりの時間帯からTwitterでは、渋谷のあることが話題になっていた。

渋谷のゴミがひどい。

車道も歩道も、人々が捨てた食べ物、容器、割れたガラス瓶、ハロウィンの衣装で埋まっていた。

そんなとき、

お笑い芸人のキングコング西野氏がツイートしたものが先ほどの画像である。

そして1年後、
2015年11月1日6時00分

参加費: 無料(事前申し込み制) 日時: 2015年11月1日(日)午前6:00~11:00(予定) 集合時間: 午前6:00 集合場所: ハチ公前広場 募集人数: 500人 参加要件: ゴーストバスターズの隊員の仮装をしてきてください

参加費: 無料(事前申し込み制)
日時: 2015年11月1日(日)午前6:00~11:00(予定)
集合時間: 午前6:00
集合場所: ハチ公前広場
募集人数: 500人
参加要件: ゴーストバスターズの隊員の仮装をしてきてください

渋谷ハロウィンゴーストバスターズ

企画が実現。
しかも、集めたゴミでアートを作るというエンタテイメント性を付加して。

ハロウィンにはオバケが集まる。

オバケが渋谷の街を汚す。

ゴーストバスターズはオバケ退治が仕事。

今年のハロウィンはゴーストバスターズに変身しよう!

この楽しい起承転結を、一瞬で考え、発信し、呼びかけ、実現した発案者、

キングコング西野氏にインタビューしました。

IMG_8493

渋谷新聞
あのツイート時の西野さんの状況をお聞かせください。

西野さん
ハロウィンの当日の夜、渋谷がゴミでえらいことになってるのをみんなのツイートで知りました。

ちょっと気になって調べてみると、みんな、怒ってるわけですよ。参加していない人ほど怒ってる。

「ゴミ出すなら遊ぶな」って方向に、世間の人のハロウィンに対する意見はネガな方に動いていくだろうなーって思いました。

せっかくハロウィン楽しい!という方向に針がふれたのに、一気に針がゼロに戻る気がしたんです。

それはもったいないと感じました。せっかく生まれたエネルギーは、うまく使ったほうがいいなって。

そうそう。物事って、「ヨット」みたいに考えたらうまくいくんですよ。

渋谷新聞
「ヨット」ですか?

西野さん
ヨットは追い風で前に進むし、向かい風でも帆を操ればジグザグに進むことが出来るんです。

無風がいちばん厄介なんです。

人生って嫌なことって消したくなるけど、ただゼロにしたら、それって無風状態になってしまい進めなくなるんですよ。

問題が起きている時って、実は前に進むチャンスなんです。

じゃあどうやったら進める?って考えることが重要なんですよ。

ゴミは絶対出る。ゴミが出るからやめろじゃ何も進まない。

だったら、拾うことさえも楽しいイベントにしちゃえばいいって考えました。

渋谷新聞
向かい風も使い方次第ってことですね。

その追い風、向かい風の考え方は、お笑いの世界での経験が影響しているんでしょうか?

西野さん
僕、すごく嫌われているって言われるんですけど(笑)

たとえば『アメトーーク!』の「好感度低い芸人」の回で、

「ぼくはこんなふうに嫌われている」って話せば笑ってもらえるんで、また前に進めるんですよ。

ネガティブな要素はガソリンになるし、コンプレックスはチャンスになるんです。

渋谷新聞
今回、ゴーストバスターズという分かりやすいアイコンが非常に魅力的だなと感じました。

西野さんが生み出す仕事は、絵本をはじめ常にビジュアル的な発想があるように感じています。

昨年の11月1日の時点で、1年後のビジュアルイメージが頭に浮かんだりしたのですか?

西野さん
ビジュアル発想はありますね。

ハロウィンはオバケのお祭りだから、オバケ退治のゴーストバスターズが浮かびました。

ゴミを拾うのも、コスプレでやったほうがビジュアル的に絶対いいんですよ。

渋谷は人通りが多くてSNSの発信力がありますから、

ガンガン写メ撮ってもらって、勝手に宣伝してくれるようにすればいいと考えました。

渋谷新聞
みんなが楽しいと思うから拡大していくわけですね。

西野さん
宣伝費なんて使わずにね。一億総ライターの時代ですから。

ネタモノとして扱ってもらうには、見た目が大事です。

渋谷新聞
ゴーストバスターズが拾ったゴミは、TOKYO DESIGN WEEKのイベント会場で西野さんディレクションのもと、

100人のボランティアの協力でアートに生まれ変わるとのことですが、

既にどんなものを作るか決まっているのですか?

西野さん
まだです(笑)

むずかしいですよね…さっきも、まさに打ちあわせしてました。

ボツになったアイデアなんですが、クリスマスツリーみたいな木を立てようと考えていたんですよ。

それにゴミをデコレーションしようかなと。

ゴミの総量が反映されるから、翌年、同じことしたときに小さくなるかもしれないんですよ。

木が枯れるほど拍手が起きるって面白いじゃないですか。

でも、まあTOKYO DESIGN WEEKの理事長川崎さんから「木じゃないだろ」と一言いわれまして。

年がぐんと離れたおっさんの川崎さんにいつも僕のほうからダメ出ししたり、説教したりしてるんですが、

そんな川崎さんに「そうじゃない」って言われてしまい、まあ一個ぐらいは聞いたろうかなと(笑)。

絶対、他にも答えはあるはずだから、ちゃんとみんなが面白がれるものをみつけますよ。

ぼんやりとですけど、「これゴミだよ」って言えるのがいいと思っているんです。

たとえば「戦争」みたいな象徴を作って、「これゴミだよ」ってメッセージをこめられるじゃないですか。

おもろいところに着地したいなー。

大喜利ですね。一週間以内に答えだしますよ。

渋谷区の区長さんからも、渋谷を日本だけでなく世界の流行発信基地にしたいという話をいただいているんで、

世界に発信できるものにしたいと思っています。

新国立競技場を作ってやろうと思ったんだけど、あれ平たいんですよね。

ただのゴミの寄せ集めにみえるからなぁ…

渋谷新聞さん、なんかないですか?

誰が考えてもいいと思っているんです。考えたのはちゃんとこの人!って僕、言いますし。

渋谷新聞
分かりました、渋谷新聞もアイデアを考えます!

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たまたまご自宅のリビングには季節外れのクリスマスツリーが。
楽しい雰囲気になるので3年くらいずっと飾っているのだとか。

 

渋谷新聞
ところで、今回みたいに社会課題に対して解決アイデアを考えたりといったことはよくなさっているんですか?

アイデアネタ帳とか?

西野さん
あー、ありますネタ帳。

普通に生活をしていて、気になっていることはどんどんメモしていますね。

たとえば、テレビつけたら交通事故のニュースが流れていて、

「なんでなくならないんだろう?」て、ずっと考えたりします。

「信号の位置?が悪いんじゃないの?」とか、何かきっと答えはあるんですよ。

最近知ったんですが、日本のある交差点の横断歩道の高さをちょっとあげたら、横切る車のスピードが落ちるようになって、

致死率が一気に下がった事例があるんです。

こういうことって面白いですよね。

もっと考えたいから、気になったらメモをして答えを探すんです。

自分で動かせるようなものは自分でやる。自分で出来なければ、それが出来る友達を

みつけてなんとかする。

渋谷新聞
なるほど、普段から「なんで?」「どうしたら?」が習慣になっているんですね。

西野さん
そうそう!色んなことが気になります。

例えば箱根駅伝。

あれってランナーの人、むちゃくちゃ速いの知ってます?

時速20キロぐらいなんですよ。それって50メートル走を9秒ぐらいで走るスピードって知って驚いてるんですけど。

でも、テレビって、その異常な速さが画面から伝わらないんですよね。

で、一晩考えたら答え出たんです。

テレビで一番先頭に映っている人って白バイのおっさんなんですよね。

そのおっさんの表情に必死さがないんですよ。

そりゃ白バイですから時速20キロはトロトロですから仕方ないけど。

だから白バイやめて、ママチャリに乗り換えて必死に漕いでもらえばいい。

渋谷新聞
おっさん、完走できないかも(笑)

西野さん
そうそう(笑)おっさんがバトンタッチしてたら最高ですよね!

駅伝の関係者いないですか?ぜったい盛り上がりますよ。

 

渋谷新聞
そういえば、渋谷ハロウィンにはもう一つ問題があるようなんです。

昨年渋谷の駅や商業施設のトイレがコスプレの着替えをする方々で長時間埋まってしまった問題がありました。

さらにトイレが血のりやメイク道具で汚くなってしまったりなど。

このハロウィン着替え問題について、なにかアイデアはありますか?

西野さん
実は考えてるんですよ。

先日渋谷区長さんと東急電鉄の社長さんと話す機会があって。

その時の東急電鉄社長さんの提案がおもろかった!

道路をホコ天にしちゃって着替えエリアを作るんです。

着替えたい人は二人一組になって、フラフープに布をたらして一人が持って、その中で着替えてもらう。

バラエティのよくあるやつですよね。

裸で「いやーん」とか言ってるイラストを布に描いて、娯楽にしちゃえばいいんです。

むっちゃいいおっさんですね。社長さん。

もう、それ答え!って思いましたもん。

人は娯楽に流れるんですよ。着替えも遊べるようにしてやらないと。

渋谷新聞
「正しい」より「楽しい」ですよね。

西野さん
本当に!絶対そっちですよね!

 

渋谷新聞
西野さんのSNSの活用は非常に面白い取り組みばかりです。

最近では東京オリンピック・パラリンピックの自作エンブレムもTwitterにあげていました。

実際、エンブレム応募はされますか?

西野さん
実は考えてるんですよ。

応募規定を調べたりもしています。

SNSとか一回世の中に出たもんはダメっていう規定もありました。

それはいいんですよ。以前ツイートした菊の五輪、あんなんはアウト。

わかってます。五輪のカタチはNG。

実は、あの手書きデザインをTwitterで出した時点で、

IMG_8506
全く別のエンブレムデザインを既に仕上げています。

渋谷新聞
そうだったんですか!

ということは、まだ未公開の本気デザインってことですね。

応募資格もクリアですから、楽しみですね。

西野さん 
エンブレムをおもしろく出来る自信はあります。

けど、手柄がほしいってわけじゃない。

自分よりおもしろいものになれば別にいいんですけど。おもしろくないものに決まるが絶対やだ。

「日本かっこいいなー」って思わせたいですよ。

この考え方は、小さいころから全然変わってないんですよ(笑)

 

渋谷新聞
SNSからハロウィンやエンブレムなど、楽しいことが発信されてきているのですが、

今月、急にTwitterをやめると聞いて驚きました。

西野さん
まあ、フェイスブックやインスタグラムは続けますし。

ツイッターに関してもアカウント自体は残します。

で、思い立ったら、またやるつもりでいるんですよ。実は。

「西野が戻ってまいりました」

ってツイートはニュースになるでしょ(笑)

渋谷新聞
これから考えていることについてお聞かせください。

西野さん
ひとつは来年公演予定の独演会

今年2000人で開催したものを、来年は調子にのって4000人にします。

お笑いライブって音楽ライブと違って多くて集客が数百人規模なんです。

それを1人で4000人。

俺、そんなに人気ないぞ(苦笑) でもクリアしなきゃいけない。

もうひとつは
街をつくりたい。

ぼくは土曜日にライブやってて、5時から7時で日比谷公会堂なんですが、

そのあと、お客さんは近くのワタミやサイゼリヤに流れるんです。

ひいひい言って集めたエネルギーをワタミに流してるって。

ワタミの社長がありがとうって言ってくれるならいいけど言ってくれない(笑)

例えば、飲食店の友達が集客で悩んでるですよね。

そこで西野のライブチケット半券でビール一杯無料とアナウンスしたい。

同じ趣味の人が流れる環境を作ってあげたい。友達がうるおう流れをつくりたい。

飲食店の人がおしゃれで、服屋を紹介。

服屋の人の髪型がかっこいいってなって、床屋さんを紹介する。

最終的にまたライブに来てくれれば。

リリースじゃなくまわしていけたら、またゼロからじゃなく次につながる。

だから街作らないと!

渋谷新聞
確かに、ライブ代金より高いお金をワタミで飲食していそうですもんね。

街を作りたいって壮大な計画ですが、有言実行できそうですか?

西野さん
これ面白いんですけど、言わんより言った方が近づく。

街を作りたいって言って回っていたら、ある大手企業の方から自社の青山のアートスペースを好きに使っていいですよ、ってお話がありました。

好きに使っていいっていうから、夏休み一か月まるまる使わせてもらいました。

渋谷新聞
言い続けると少しずつ叶っていくんですね。

街をつくりたい!

って渋谷新聞でも強調しておきます。

西野さん
おねがいします。ほんとに、街つくりたいです!!

 

渋谷新聞
最後にイベントに関して質問があります。

ハロウィンのゴミ拾い。11月1日の朝たまたま渋谷にいて、今から参加したいって人がいたら飛び入りOKですか?

西野さん
それはもう当日参加OK!

どっかで人数閉め切りますけど、ゴミ拾いの人が増えるぶんには、もう、ぜひぜひ。

でも当日ロゴ入りゴミ拾いバッグがもらえるのは、事前登録した人だけですから、できれば登録して一緒に楽しみましょう!

 

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「西野亮廣独演会in東京」
日時:2016年8月12日(金)〜19日(金)
場所:東京キネマ倶楽部(東京都台東区根岸1丁目1−14)
Pコード:446-239
Yコード:102521~102530
チケット購入先:チケットぴあ

「渋谷ハロウィンゴーストバスターズ」
参加費: 無料
日時: 11月1日(日)午前6:00~11:00(予定)
集合時間: 午前6:00
集合場所: 渋谷スクランブル交差点前
募集人数: 500人
参加要件: ゴーストバスターズの隊員の仮装をしてきてください
支給物: オリジナルゴーストバスターズ ROO Garbage / ルー・ガービッジ (ゴミ収集用バッグ)、軍手、トング
オフィシャルHP: TOKYO DESIGN WEEK 2015

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