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フリースタイルラッパーVS芸人のイベント「ディスペクト」。超絶面白いコンテンツの夜明け。

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2015年12月20日

超絶面白いイベントが渋谷ヨシモト∞ホールから生まれた。

『ディスペクト 〜芸人VSラッパー〜』

このイベントを企画したのはイベントのMCを務めるこの2人。

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お笑い芸人であり、映画監督でもある品川祐。

そして、品川氏が監督を務めた『Zアイランド』で俳優デビューを果たしたラッパー

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般若。

この2人がMCを務める、まさにお笑いとフリースタイルのバトル。

2015年巷では、『フリースタイルダンジョン』というテレビ番組が人気を博しており、広くフリースタイルバトルの面白さにはまる人々が増加している。

フリースタイルバトル??
と言う方は、是非この番組を観てみてください。


掲載元:フリースタイルダンジョン

掲載元:フリースタイルダンジョン

フリースタイルバトルとは、ラッパー同士が音楽に合わせてラップで相手をディス(disrespect=批判、軽蔑)し合い、お互いのラップスキルを競うステージバトル。

ただ悪口を言い合うだけでなく、相手を認め、相手からの批判を聞き、それを受け止めて返すといった「受け止めの妙」が面白さだといえる。

品川氏曰く
「ラッパーが芸人をリスペクトを込めてフリースタイルでディスります。それを芸人が笑いで返すイベントです!!」

飲み屋で品川氏が企画を思いつき、般若氏が「それ面白い!」と、そんなノリで人集めに入ったとのことだが、その集められたメンバーがものすごい。

ラッパー出演者:DOTAMA/サイプレス上野/ACE/晋平太/輪入道/MCニガリ/とろサーモン久保田/中山功太

ディスられ芸人:ダイノジ・大地/レイザーラモン/ギンナナ/フルーツポンチ・村上/キングコング西野/マテンロウ・アントニー/品川祐

品川祐
「ずいぶん前から普通にフリースタイルバトルを観ることにはまっていて、今日の出演者は自分にとって憧れの人たち。その人たちに会える、嬉しい。」

と語るくらいすごいメンバー。

前述の番組で伝説的なバトルを生み出した般若をはじめ、サイプレス上野、晋平太といった番組出演者の他、数々のフリースタイルバトルで優勝を経験した猛者達が集結した。

MCの二人が考え出した、今までにないフリースタイルバトルの形とは。

 

このイベントの存在を知った時、まずはじめに渋谷新聞が思い浮かべたバトルの構図は、

フリースタイルラッパーが芸人をディスり、それに対して芸人もラップや得意の話術でディスり返す。

そして勝者はフリースタイルバトル同様オーディエンスが決めるという形。

だが、イベント冒頭の説明で、今までにない新しい形が明らかになった。

品川祐
まず真ん中に芸人が座って、そこを囲むように二人のラッパーが芸人をディスっていきます。

8小節を2回ずつやったら、そこで一旦ストップ。

その時芸人は「いやーそれキツすぎるわー」とかしゃべります。

その後、般若君のタイミングでもう1ターン。そこで、

般若
とどめの一発が決まることになります。

品川祐
今回勝者は、
芸人をより傷つけたラッパーが勝ち
そういうルールです。

般若
ひどい企画です(笑)

品川祐
そう(笑)だから、参加する芸人たちが

「僕らディスられるだけじゃないですか」

ってなっちゃうんで、決勝戦は僕が代表してディスられるって企画にしました。

.

バトルが進むにつれ、観客のディスりへの渇望が高まる異様な空間。

 

通常、1対1でバトルを繰り広げ合うラッパーの猛者たちが、今回はある意味2人が組んで1人を相手にするという、冷静に考えれば芸人にとってかなりキツイ戦い。

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登場と同時にラップをかまし会場を湧きあがらせたダイノジ・大地。

いざ、ラッパーからのディスりがはじまると、
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思わず顔を覆う、ダイノジ・大地

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フルーツポンチ・村上も

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品川祐も

めっちゃ効いてる(笑)

しかし、

ライブでの即興力は、お笑い芸人の得意技とばかりに

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ダイノジ・大地
「よかったー、今日自分の娘が観に来てなくて」

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フルーツポンチ・村上
「音楽って人を傷つけるためにあるんじゃないですよ…」

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品川祐
「あれ、、、右目からだけ涙が出てくる」

会場を爆笑で包み返す
正直、文章では伝えきれないバトルの面白さ。

 
この新しいコンテンツ、また観てみたい。
 

イベント終了後、MCのお二人にお話を伺ったところ、

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渋谷新聞
「すごい盛り上がりでした。次回もありますか?」

品川祐
「そうですね、この先もっと大きな会場でやってみたいです。大阪の芸人相手にやるのもいいですね。」

渋谷新聞
「実際決勝戦で品川さん自らかなりディスられていましたけど気分はいかがですか?」

品川祐
「自分のいないWEBとかでディスられるのってすごくムカつくんです。けど、直接対決だとそんなことはない。目の前でやられると逆にそれが面白くなる。(わだかまりを)持ち帰らないっていうか、それでもハートが強い芸人じゃないとダメでしょうけどね(笑)。今日もいっぱいお笑い芸人が見にきていたので、これからディスられ役の芸人を集めていきます。」

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渋谷新聞
「通常のフリースタイルバトルと比べてどんな違いを感じましたか?」

般若
「まず、参加するラッパーがみんな楽屋で緊張していました。どこまでディスりを踏み込んでいいものか、そんな話をしていました」

渋谷新聞
「結果、観客も異様なほどディスりを求める面白い展開になりましたね」

般若
「そうですね、始まる前はもっとお笑いライブの雰囲気になると思っていましたが、思った以上にHipHopの盛り上がり方になったと思います。もともと品川さんからこの企画を聞いた時、面白い!普通に観たいって思いましたから。そういうフリースタイルバトルに慣れたお客さんも多かったと思います。」

.

ヨシモト∞ホールの担当者曰く、あっという間にチケットは完売、客層はいつもと違い、お笑いファンとフリースタイルファンが半々くらいの構成だった。

はじめはなかなか会場の一体感が生まれにくいのではと考えていたが、全く問題なかった。

ライブで腕を磨いた芸人と、ステージで腕を磨いたラッパーに共通する即興力が観客を魅了した。

その場で生み出される言葉と雰囲気に酔いしれて、バトルの終盤は観客の方が異様な盛り上がりを見せていた。

品川氏がステージ上で終盤語った言葉が印象的だった。

「この会場の雰囲気、まるでギリシャのコロッセオ見たいだ。」

ディスりと笑いで応酬する様を、もっと観たい、もっといけ!と興奮する観客。

まさしくバトルに酔いしれるコロッセオ。

渋谷宇田川町と円山町が交差した新たなエンタメの夜明け、是非次回へとつなげてもらいたい。

もしできたら、渋谷ヨシモト∞ホールと渋谷のクラブをホーム&アウェイで交互に行ってもらいたいと感じた。

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<取材協力>
ヨシモト∞ホール http://www.yoshimoto.co.jp/mugendai/

品川庄司20周年記念コントライブ

<日時>
12月26日(土)
・1回目公演 18:30開場/19:00開演
12月27日(日)
・2回目公演 13:30開場/14:00開演
・3回目公演 17:30開場/18:00開演

場所:下北沢・北沢タウンホール
料金:前売り¥3500/当日¥3800
<出演者>
品川庄司、ゲスト:未定

<チケット>
10/3(土)より一般販売開始
チケットよしもとチケットぴあ、よしもとの劇場窓口にて発売。
※未就学児入場不可

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