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極限レアをいただく。富士山の溶岩石で焼くハンバーグ。”bonbori”

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溶岩焼ダイニング bonbori 渋谷道玄坂店。

渋谷駅から徒歩わずか2分、渋谷マークシティと国道246に挟まれた静かな場所。

富士の恵みのハンバーグが食べられるお店だ。

富士山の溶岩石プレートを熱して焼くハンバーグ。

母なる富士の遠赤外線パワーで焼くという何とも贅沢な逸品。

「世界遺産の富士山の溶岩石で焼いちゃっていいのかな?」

と恐縮すらしてしまう。

が、富士山の溶岩石と言っても、世界遺産の山に登り岩を切り崩している訳では無い。

富士山によって作られた御殿場あたりの古い地層の溶岩石を削り出しているそうだ。

ちなみに、

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富士山5合目以上の地域は自然公園法の特別保護区に指定されており、鉱物の採掘または土石の採取は法律により禁じられている。

登山ついでに「溶岩石を持って帰ってお家で焼肉だ!」などと考えてはダメである。

大人しく、渋谷で食べるべし。

さて、

”渋谷でハンバーグ”

といえば必ず話題に上るのが
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ゴールドラッシュ。

ボリューミーでタフ、アメリカンな雰囲気が人気のお店。

特に若い男性からの支持が厚く、渋谷の老舗である。

一方、

こちらbonboriは、近隣オフィスOLさんの胃袋をわしづかみにしているハンバーグとして人気沸騰中だ。

ハンバーグ専門店ではないものの、ランチ時はハンバーグを求める人々で大いに賑わうお店。

もともと夜がメインの溶岩焼きダイニングであるが、渋谷新聞としてはまずランチをおすすめしたい。

ランチのハンバーグが圧倒的にお得だからだ。

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ディナー時通常価格は¥1,440-

それが、ランチ時はライス(おかわりOK)とミニサラダとデザートがついて、

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なんと¥1,150-「和牛100%ハンバーグステーキの溶岩焼」

ランチ人気NO.1の商品。

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地下1階の店内は、モノトーンを基調とした落ち着いた雰囲気。

奥には半個室もあるためヘルシーな溶岩焼きを囲むデートにも最適。

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カウンターがあるため、”1人焼肉”も遠慮なくできる。

さて、早速ランチハンバーグを注文。

カウンターのキッチンからじゅうじゅうと肉の焼ける音が聞こえる。
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結構でかくないですか?!

一般的なハンバーグは160~180グラムが標準サイズのようだが、

こちらはたっぷり230グラム!

男性も大満足のボリューム感。

ちなみにゴールドラッシュでは100グラムをベースとして、200グラム、300グラムと選べるようになっている。

230グラムのボリューム感はかなり高めと言えよう。

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「熱ーい!つらーい!」

と溶岩プレートからほとばしる脂に耐えながら笑顔で撮影に応じてくれたスタッフのヒナノさん。

ヒナノさん
「牛100%ですので、レアな状態で焼いています。

すぐに食べられますが、溶岩プレートでお客様お好みの焼き加減でお召し上がりください」

ここが好みの分かれどころらしい。

お客さんによってはレア状態が苦手な方もいるよう。

そういった方はナイフでカットし、熱々の溶岩石で自分の好きな焼き加減を追求できる。

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こんな焼きかた解説も。

紙エプロンがきちんと用意されているところが嬉しい。

だが、

渋谷新聞的には、

そんな解説を無視して、

レア即食い

を断然お勧めする。

まんまるとしたかわいいハンバーグの中身は、
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とろーり。

なのに、外側はきちんと焼かれており形が崩れない。

生肉の赤色が残るレアではない、見た目きちんと火が通っているレア状態。

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富士山のマグマのように、優しく溢れ出る中身。

一口目は、ぜひこのとろーりを食していただきたい。

柔らかく、優しく、包まれるような甘さ。

そして口いっぱいに肉の旨みが広がる。

そのまま口の中で溶けて無くなっていく、レアバーグ。

肉の旨みの頂(いただき)だ。

意外にもシンプルなレシピ

レアバーグについて話を聞かせてくれたのが、
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bonboriスーパーバイザーの井上さん。

渋谷道玄坂店と宮益坂店を取り仕切りつつ、取材当日には自らハンバーグをこねこねし、焼いてくれた調理人でもある。

渋谷新聞
「個人的には焼き立てレア状態がたまらなく好きなんですが、溶岩石でしっかり焼いた方がいいんですか?」

井上さん
「あくまで好みなのでどちらでもOKです。

ただ、我々がメニュー開発した際には極限レアで食べられるハンバーグを目指しました。

お肉は火が入れば入るほど固くなり甘みも減ります。

レアであればあるほどハンバーグは柔らかく肉の甘みも引き立つ、そのために牛100%にしました。

あとは脂身と赤身の配合だと思います。脂身の入り方によって柔らかさも肉の甘みも変わります。

お肉屋さんに独自の配合を特別に頼んでいます。」

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脂身に関しては、100%和牛のものを使用。

脂身を和牛のものにすることで味が変わる。

上品な甘さ、柔らかさ、ジューシーさが和牛脂身にはあるという。

渋谷新聞
「和牛の脂身と、独自の配合ですか。

確かに脂身のイヤなもったり感が無いですよね。

ちなみに隠し味のスパイス、オフレコで教えてもらえませんか?」

井上さん
「いえ、何も使っていませんよ(笑)。

つなぎは、パン粉、卵、味付けは塩こしょうだけ、あとはオニオンソテー。

肉の甘みが強いと思うが 割とオニオンソテーで甘みを出しています。」

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食感を出すために、お店によっては粒感の大きい玉ねぎを使うことが多いらしいが、bonboriの場合は液状ペーストに限りなく近いオニオンソテーにするそうだ。

井上さん
「アメ色が深く出て、とことん甘みが出るまで炒め続けます。

あと肉の味を殺さないように、ナツメグなどの香辛料は入れていません。

多くのお店のレシピでは何か入れていると思いますが。」

いたってシンプル。

ハンバーグレシピに必ずといっていいほど出てくるナツメグ。

そんな定番香辛料さえ使用していない、シンプルな材料。

極限レアへの道は、極限シンプルが答えだったのだ。

そして極限レアを目指すためにもうひとつ欠かせないのが、

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熔岩石。

こちらのお店、もともとは”熔岩焼きダイニングなごみ”という店名で11年前にスタート。

当時はスローフードをコンセプトにお店をはじめたという。

スローフードだが、創業メンバーが大好きな肉をメインにしたかった。

そこで目をつけたのが溶岩石。

鉄板に比べてゆっくり火が入るため、お酒を飲みながら会話に夢中になってもお肉が焦げないし、遠赤外線なので焼けすぎない。

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新品状態の溶岩石。

空気穴が余分な油を吸収し、加熱中は遠赤外線を放射するすぐれもの。

遠赤外線の利点は外を焦がさずに、中までじっくりと火を通せる。

七輪でも遠赤外線で美味しく焼けるが、脂が直火に当たって煙がでる。

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熔岩焼きだと気泡に油が落ちて余分な脂が逃げるそうだ。

煙が少なく卓上でお肉が焼けるということで匂いを気にする女性からの評判も高いそうだ。

富士山の溶岩と他の溶岩とで焼きに関する細かな違いがあるのかどうかは分からないが、

なんとなく富士山の溶岩の方がレアな感じがする。

ところがこのお店、レアな富士山溶岩がそこかしこに。

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箸置き

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コースター

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灰皿

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お会計のトレイにまでw

お!これはいい!

と思ったのは、
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溶岩をマイナス19度に冷凍させて氷代わりに!

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冷たさが持続しやすく、お酒が水っぽくもならない。

さらに、お酒の味もマイルドになるという。

これ、家庭用に欲しいなー

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なんと買えちゃう。

(500円:大サイズなら1個、小サイズなら5個セット)

会計のトレイはさておき、結露の水滴を吸収するコースターは機能的にも見た目にもアリだなと感じる。

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取材の折、お店スタッフの方にこの店イチオシメニューを聞いたところ、

全員「ハンバーグ!」と。

店長の向井さんは、
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「お母さんのハンバーグより美味しい!」と。

向井店長
「お母さんのハンバーグはすごくおいしいんです。

妹も、母親から”何食べたい?”と聞かれるとすぐに”ハンバーグ!”という感じ。

だからはじめてお店のまかないで食べた時、衝撃でした。

母親のハンバーグより美味しくて。」

プロの飲食店なのだから、家庭のハンバーグと比べるのはいかがなものか、とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、これが不思議なもので

向井店長
「バイトの子達も初めて出勤して、まかないでハンバーグを食べると親がつくったものより美味しい!といいます。」

と同じ感想が出てくるようだ。

実は、筆者も初めて食べた時、

「おばあちゃんのハンバーグより美味しい!」

と感想を持った。

おばあちゃんの作ってくれたハンバーグが世界で一番美味しいと感じた原体験があったのだが、それを超える勢いを感じた、それで取材したいと思ったのだ。

言い過ぎかもしれないが、

bonboriのハンバーグを口にすると、初めてハンバーグを口にした時の驚きや喜びが思い起こされるのかもしれない。

極限シンプルな材料がそう感じさせるのだろうか。

いずれにせよ、そんなレアな体験も起こりうる、レアバーグを是非一度。

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<取材協力>
溶岩焼ダイニング bonbori (ぼんぼり) 渋谷道玄坂店
http://kz-foods.com/
電話番号:03-5784-1417
住所:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-13-6斉藤ビルB1
営業時間:ランチ 11:30~14:00 ディナー 17:00~23:00
定休日:無し(年始はお休み)

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